ADHDソロプレナーにとって、ツール選びの基準は「性能」ではない。
「ADHDでも続けられるか」が唯一の基準だ。
なぜADHDはツールを使いこなせないのか
ツールが多すぎる。新しいツールを試すたびに「これで全部解決する」と思い、設定に数時間かけて、3日後に使わなくなる。
これがADHDのツール問題の本質だ。ADHDにとって「続けること」は意志の問題ではなく、設計の問題だ。ツールが「使わざるを得ない状態」に組み込まれていないと、すぐに別のものに注意が向く。
だから僕のスタックは「できるだけ少なく」を原則にしている。
実際に使っているAIスタック
思考・タスク管理(最重要)
Claude / ChatGPT — 毎日使う
- 朝のタスク優先順位決定(ADHDのタスク麻痺対策)
- メール・連絡文の下書き(不安症の返信回避対策)
- 情報過多のときの整理・要約
- 決断できないときの「考え方の整理」
AIに「今日何をすべきか」を決めてもらうことで、朝の「何から始めればいいかわからない」状態から抜け出せる。
使い方のポイント: チャット履歴を「外部記憶」として使う。「先週話した〇〇の件を要約して」が機能するように、重要な決定は必ずAIに話しかけておく。
コーディング・開発
Claude Code — 週3-4日
プロジェクトの文脈をCLAUDE.mdで管理する。ADHDが一番困る「昨日どこまでやったか」問題をこれで解決している。
コマンド1つで「実装 → テスト → コミット」まで完了するように設定しているので、「テストは後で書こう」という先延ばしが起きない。
GitHub Copilot — 毎日
Claude Codeと組み合わせ。補完専用。考える前に次の行が出てくるので、「書き始める」ハードルが下がる。
コンテンツ制作
Claude — 記事のリライト・構造化
「書いたメモを記事にして」が主な使い方。ADHDは「アイデアはあるが文章化できない」状態になりやすいので、雑なメモをAIが整形してくれるのは助かる。
note.com — 有料記事の配信
コンテンツプラットフォームとして使っている。書いたものをそのまま収益化できる最短経路だ。
インフラ・コスト
| カテゴリ | ツール | 月額 |
|---|---|---|
| AI(主力) | Claude API | ~$100-150 |
| コード補完 | GitHub Copilot | $10 |
| サイトホスティング | GitHub Pages | 無料 |
| ドメイン | — | ~¥125/月 |
| 合計 | ~¥20,000-25,000 |
ADHDスタックの設計原則
1. ツールは5個以内に絞る 多いほど切り替えコストが増え、「どれで何をするか」を考える認知負荷が上がる。
2. 「使わない日があっても機能する」仕組みを作る ADHDは調子の波が大きい。調子が悪い日に触らなくても、翌日に再開できる状態を保つ。
3. AIを「意志の代替」として使う 「やる気が出ない」をモチベーションで解決しようとしない。AIに「今日30分でできる最小のタスクを1つ決めて」と聞く。AIが決めるから、自分は従うだけでいい。
まとめ
ADHDソロプレナーにとってAIは「生産性ツール」ではなく「認知機能の補助具」だ。
優先順位を決めてもらい、文章を代わりに書いてもらい、昨日の文脈を保持してもらう。
意志でできないことを、構造で解決する。それがAIの本質的な使い方だと思っている。
ADHDとAIの実践的な使い方を、noteで公開しています: note.com/th19930828